すごく繊細な問いですね。そして、それは多くの人が密かに感じているけれど、うまく説明できない心の現象でもあります 🌫️
💭 なぜ「言葉にした途端に気持ちが薄れる」のか?
ここにはいくつかの心理的なメカニズムが関係しています:
1. 言葉の“枠”に収まりきらない感情
- 感情って本来、曖昧で揺らぎがあって、形のないもの。
- それを言葉にすると、「こういうもの」と定義してしまうので、本来の広がりやニュアンスが削ぎ落とされることがあります。
- たとえるなら、美しい朝焼けを絵の具1色で塗りつぶしてしまうようなもの。
2. 「言語化=分離」の作用
- 言葉にすることで、気持ちを“観察する側”に自分が移ることがあります。
- 感情の中に“ひたっていた状態”から、“それを説明する自分”に切り替わることで、熱が冷めたように感じることがあるんですね。
3. 脳が“処理した”と錯覚する
- 言葉にしたことで、「わかった」「納得した」と脳が感じてしまい、本当はまだ整理しきれていないのに、感情のエネルギーが収まってしまうことも。
🌊 感じることと、言葉にすることは別の流れ
言葉にしようとしてうまく出てこない時は、「まだ言葉になるには早い感情なんだな」と受けとめてもいいかもしれません。
そしてときには、無理に言葉にせず、絵を描くとか、音楽を聴くとか、ただ心の中で感じきることも立派な“表現”です。
ちなみに今、その問いを考えたあなたの中に、どんな気持ちが動いていたんでしょう?